よくあるご質問

バイオマーカーペプチドの起源は?

血清から探索した場合は、血漿タンパク質(fibrinogen, kininogen, a1-antitrypsin, Complement C3 等)の断片が、疾患組織(細胞)からは、膜タンパク質や核内タンパク質等の断片がバイオマーカーとして同定されます。

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バイオマーカーペプチドの生理作用は?

ペプチドームの解析はまだ端緒に着いたばかりで、血漿タンパク質由来のバイオマーカーペプチドの生理作用はほとんどの場合分かっていません。

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バイオマーカーペプチドの血中濃度は?

現在得られているバイオマーカーの濃度はは1ミリリットルあたり数ナノから数百ナノグラムの間です。従って診断用医療機器として開発する場合にも、通常の感度で十分測定が可能です。

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一般にペプチドの血中半減期は短いといわれますが、バイオマーカーペプチドの場合は?

バイオマーカーとなりうるペプチドの多くは血中においてキャリアータンパク質に吸着して存在するため、半減期が比較的長いことが明らかになってきています。

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プロトセラ社のBLOTCHIP®-MS法と他のプロテオミクスの手法と異なる点は?

血清・血漿の解析では当社以外のプロテオミクスの手法では検体から主要タンパク質を除去する前処理工程が必須となり、この時に多くペプチドも同時に除去され、重要なペプチドの情報が失なわれます。これに対して、当社のBLOTCHIP®-MS法では前処理を必要とせず、電気泳動によってタンパク質とペプチドが分離されるため、主要タンパク質に結合しているペプチドも含めて検体中の全てのペプチドのプロファイリングが可能になります。次に、SRM等の手法では、検体のタンパク質分解酵素処理が必須です。従って、得られるのは検体中のペプチド・タンパク質が分解された人工的なペプチドプロファイルです。これに対して、当社のBLOTCHIP®-MS法ではタンパク質分解処理をしないのでペプチドが生体内に存在している状態のままのプロファイルが得られます。

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患者血清10検体と健常血清10検体のバイオマーカー探索の試験期間は?

試験期間は約10日です。試験は共同研究としてのみ実施していますので、ご相談ください。

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バイオマーカー探索で見つかったペプチドマーカー同定の方法は?

当社開発の前処理、HPLCによる精製工程の後、MALDI-MS/MSとLC-MS/MSにより同定します。

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リガンド・受容体探索試験で細胞や臓器から調製する膜蛋白質ライブラリー(MPL)を提供するサービスは?

MPLは当社が独自に開発し特許取得したもので、細胞膜タンパク質を人工リポソームに移行させた後、微細化した膜タンパク質をMPL溶液としてアッセイ系に使えるように調製しています。当社では共同研究でのみ、このMPLをリガンド・受容体探索および同定試験に利用します。調製したMPLを提供するサービスは行っていません。

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